保守・改造サービス
洗浄装置の不調、私たちが解決します
株式会社NRTeKでは、洗浄装置のオーダー設計・製作に加え、他社製の洗浄装置の修理や改造も行っています。
もし「機械が古くて保守サービスが受けられない」や「メーカーがなくなってしまい、相談できない」といったお悩みがあれば、ぜひ当社にご相談ください。
相談するこんな不具合に対応いたします
お客様からは、「モーターに負荷がかかって壊れた」「部品が破損した」「洗浄槽が真空にならず、袋穴が洗浄できない」「コンベアは動いているが、シリンダーやセンサーが故障して製品が搬送されない」といった様々なご相談を承っています
部品の製造が終了している機種でも、当社で代替部品を製造し、修理することが可能です。
ご相談をいただいた際は、まず貴社工場に直接伺い、洗浄装置を稼働させて原因を調査いたします。その上で、対応策をご提案いたします。状況によっては、修理ではなく一部改造をご提案することもあります。当社が担当した修理や改造の事例をまとめておりますので、ご参考にご覧いただければ幸いです。

洗浄装置の解決事例01
洗浄装置の改造で、袋穴もしっかり洗浄。さらに洗浄剤の消費率も37.5%削減

ある金属部品を切削加工している企業様から、「製品の洗浄がうまくできず困っている」というご相談をいただきました。そこで、現状を把握するために同社を訪問し、3槽式のディップ式炭化水素系洗浄装置を見せていただきました。
稼働を観察したところ、1槽目で洗浄剤に製品を浸けた後、ロボットアームが製品を持ち上げ、エアーブローで洗浄剤を吹き飛ばして2槽目に移動する動作を確認しました。
しかし、袋穴のあるワークに真空洗浄が施されておらず、袋穴内部に油が残っていることや、エアーブローで洗浄剤が飛び散り、消費速度が速くなっているなど、洗浄装置メーカーとして多くの課題を感じました。
製品の袋穴の洗浄を可能にし、かつ洗浄剤の消費量も抑制
そこで、1槽目と2槽目を撤去し、新たに開発した洗浄槽を導入しました。当社では、真空ポンプを使用して洗浄槽の真空状態を作ることで、袋穴内部の脱脂を行う仕組みを考案しました。

また、洗浄剤の消費量が課題だったため、脱脂後に洗浄剤を元のタンクに戻す設計に変更しました。
その結果、製品の洗浄が可能になり、これまで1か月で4本(200Lドラム缶)の洗浄剤を消費していたのが、2.5本に削減できました。
洗浄装置の解決事例02
既存の手動式洗浄装置を自動化へ改造生産効率と安全性が向上

こちらの企業様からは、「元々作業者が作業していた部分を自動化したい」とのご相談をいただきました。
自動化の目的は、新たに洗浄に使用する洗浄剤が、人に触れると危険な液体のため、安全性を高めるためです。
そこで、当社では現在の洗浄装置の動作を拝見し、人間の手や肌に触れてしまいそうな工程や場所を全てピックアップさせていただきました。
安全性を高めるべくセンサーを取り付け、全自動洗浄装置に改造

洗浄作業の自動化を進めることはもちろんですが、今回は安全性を高めることが特に重要です。そのため、メインの洗浄槽だけでなく、他の部分についても対策を検討しました。
①ドアのインターロック設置: センサーを取り付け、勝手にドアが開かないようにしました。
②洗浄剤の自動投入: 安全な位置から作業者が洗浄剤を投入し、装置内部にはポンプを用いて自動的に投入する仕組みに変更しました。
③製品の自動洗浄: 搬送ロボットを設置し、自動で搬送・洗浄を行うことで、作業者の安全性を大幅に向上させました。